1人目を出産する前は、「なんとなく子どもは2人くらいほしいな」と思っていました。
特別な理由があったわけではなく、私も夫もきょうだいがいるし、親世代からの「一人っ子は可哀想」という偏見を刷り込まれている世代でもあって、なんとなく「きょうだいはいて当然」という考えでした。
けれど、実際に出産と育児を経験してみると、想像していた世界とはまるで違い、巷で噂の「2人目どうするか問題」に直面することに。
2人目について悩む理由とは?
2人目を悩む理由は、
「つわりがとてもつらかったから」
「育児が思った以上に大変で、もう一度やり直す自信がない」
「経済的に1人で精一杯」
など、本当に人それぞれだと思います。
また、1人目が不妊治療で授かった場合は、「妊娠・出産は奇跡だ」という実感が強く、2人目を望んでいても「そう簡単には授かれない」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
不妊治療で授かった長女。それでも…
我が家の場合、長女は不妊治療の末に授かった子です。
通院を始めてから授かるまで、約1年半。2回目の人工授精でようやく命を授かりました。
もともとひどい生理不順があり、半年以上生理がこないこともありました。
「妊娠しづらい体質」という自覚があったので、結婚してすぐにクリニックを受診したところ、「多嚢胞性卵巣症候群」と診断されました。
「治療さえすれば、すぐに授かるだろう」と思っていたのですが、現実はそう甘くはありませんでした。
排卵が確認できているのに授からない日々。
生理が来るたびに涙が出て、街で子連れの家族を見ると胸がぎゅっと痛みました。
そんな日々を経て、ようやく授かったのが長女です。
だからこそ、「妊娠・出産は本当に奇跡なんだ」と心から感じました。
この経験があったので、「2人目は授かれるかわからない」と思いました。
さらに、待ち望んだ出産のはずなのに、育児は想像をはるかに超えて大変で、つらくて、「もう一度同じことを繰り返すのは無理かもしれない」と思ってしまいました。
少なくとも、長女がある程度大きくなるまでは無理。そう感じていたのを覚えています。
2歳半を迎えて、夫婦で再び考えるようになった
長女が2歳半を迎える頃、言葉でのやりとりも増えてきました。
「ママ、だいすき」と抱きしめてくれるようになり、少しずつ育児に“余白”が生まれてきたように感じました。
保育園も決まり、私たち夫婦の間で「2人目、どうしようか」という話題が再び上るようになりました。
でも、すぐに答えは出ません。
私たちはまず、「一人っ子」と「きょうだい」、それぞれのメリット・デメリットを整理するところから始めました。
親から見た「一人っ子」と「きょうだい」のメリット・デメリット
一人っ子のメリット
- 生活や育児を丁寧にできる
- 経済的に余裕が生まれる
一人っ子のデメリット
- 家での遊び相手が親中心になる
- 将来、家のことで負担が集中する可能性がある
- 「一人っ子はかわいそう」という偏見に苦しむこともある
きょうだいのメリット
- 下の子が成長すれば、遊び相手になる
- 親亡き後も支え合える存在になる
- 自己主張や譲り合いなどを自然に学べる
きょうだいのデメリット
- 経済的な負担が増える
- 子どもが小さいうちは、お世話が大変になる
こうして並べてみると、どちらにも良い面・大変な面があることがわかります。
考えれば考えるほど、答えのないテーマなんですよね。
私たちが出した結論は・・・?
最終的に私たちはこう思いました。
「メリット・デメリットを考えてもキリがない。正解なんてない。」
一人っ子でよかったと思う人もいれば、きょうだいがほしかったという人もいる。
しかも、子どものときと大人になってからでは、感じ方も変わるかもしれません。
そして何より、子どもは“ほしい”と思ってできるものではなく、授かりもの。
きっと私たち家族にとって一番いい形は、神様だけが知っている。
そう思い、あえて妊活はしないことにしました。
すると――なんと翌月、次女がお腹に来てくれたのです。
私はずっと「妊娠しづらい体質なんだ」と思い込んでいたので、本当に驚きました。
今振り返ると、長女のときは「絶対に授かりたい」と強く願うあまり、自分の心にも体にもプレッシャーをかけすぎていたのかもしれません。
きっと神様は、迷うことなく私たち家族にとって“子どもが2人”という形が最良なんだと決めてくれたのだと思います。
次回は、「夫婦で長期育休を取った話」に戻って、
▶ 夫婦で9ヶ月間育休を取得してみたリアルな経済状況
についてお話しします。


